遠き日のエース

F1日本グランプリ1987-2005~思い出は鈴鹿とともに [DVD]

仕事場に向かう途中、梅田ヨドバシに寄り道して購入。目当てだったわけではなく、なんとなく売り場で目に入ってしまったから。購入の決め手は特典映像のフジテレビ F1 解説陣のトーク（2000年に CS で放送された番組）で、仕事場に到着後、早速バックグラウンド再生で楽しんだ。

改めて振り返ってみると、日本での F1 開催は、三十年前の富士スピードウェイで始まった時から波乱の連続である。当時はハントのチャンピオン獲得に狂喜し、翌年のヴィルニューブとピーターソンの事故に放心した。その後しばらく日本で F1 が開催される事はなくなったが、ホンダエンジンの台頭と共に鈴鹿に戻ってくることになる。

個人的に一番印象に残っているのは、まさに目の前で起こったセナプロのシケイン接触だろう。生まれて初めて「時間が止まる」感覚を味わった。その次は鈴木亜久里の三位表彰台。後にも先にも実際に鈴鹿で F1 を観戦したのはこの 2 レースのみである。

そういえば、来シーズンから F1 のレギュラドライバとなるジュニアが話題の中嶋父であるが、初めて鈴鹿にレース観戦にいったのが、そのオヤジが優勝したレースだった。当時 F2 にステップアップする前（確か FJ1600 というクラスだったと思うが）のカテゴリーで、ぶっちぎりの全戦優勝でチャンピオンになった年の一戦だったと思う。