雨の午後はヤバイゼ

freeplay2007-02-06

昨日は久しぶりに 10 時前に帰宅したので PS3 でのんびりと DVD 鑑賞。かなり未見が溜まっているが、一番観たかった「レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]」にした。言わずと知れた M.N.シャマラン監督作品だが、公開時の評判はあまり良くなかったように記憶している。やはり「シックス・センス [DVD]」のインパクトを求め続ける観客が多いのではないだろうか。しかし、実際のところ「サイン [DVD]」以降は奇をてらったどんでん返しではなく、脚本家でもあるストーリーテラーとしてのカラーを作品ごとの強めている。本作ではそれがより鮮明になり、ついて来れない人には全く理解できない物語になってしまっているのかもしれない。個人的には非常に楽しめたし、久しぶりに映画で感動を味あわせてもらった。…と、今気がついたが、Blu-ray 版も出るではないか!これは買わなくては。


DVD を観たのでちょっと気になって「レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]」の感想を書かれているブログをいくつか覗いてみた。まあ、やはりというか、途中で眠くなったとか、観るのを止めたといった感想がチラホラ。実際映画の出だしを乗り切らないと厳しい部分も確かにあると思う。しかし、このおとぎ話に没入できればこれほど感動的な映画も無いと思う。この映画を気に入った方の感想で「後半から終盤にかけて泣いてしまった」という記述をいくつか見たが、何を隠そう実は昨夜観ていて同じような感覚に陥ってしまったのである。なんだか分からないが不思議な事に観ているとだんだん涙が出そうになってくるのだ(まあ実際には泣いてないけど)。これが計算だとしたらシャマラン監督恐るべし、だと思う。万人受けはしないと思うが、僕にとっては間違いなく生涯観た中でもかなり上位にランクされる作品になった。